ブログ

時々、査定のため、海外のコインを持ち込まれるお客様がおられます。そこで聞かれるのが、「これはどこの国のどんなコインですか」というご質問です。                   今日は、そんな外国のコインについて、少し触れておきたいと思います。

まず、拡大鏡でコインをのぞくと色々な銘、象徴、年号、その他のことが刻印されていることがわかります。持っておられるコインを国別、少なくとももう少し調べて、タイプごとに区別して、できるだけ整理してください。我々が少し慣れている英語のコイン(アメリカ、イギリス、香港他)などから始めてみてください。しかし、たくさんの植民地発行通貨があることを忘れないようにしてください。例えばフランス銘のコインが仏領インドシナ、西アフリカ等の遠いところで発行されたものもあります。多くの国々、特にアジアの国々は見慣れない文字を使っています。国が違っていても同一の額面表示が用いられたり、過去、用いられていたことがわかります。これが外国コイン収集の醍醐味です。多くの国が多かれ少なかれ明瞭にコイン上に年号を示しています。ヨーロッパ、アフリカの一部、及び米州諸国のコインはさほど難しくはありませんが、アラビア諸国、中東、及び東洋諸国では変わった象徴や文字が、年号等を解読要る上で困難な問題になろうかと思います。興味のある方、詳しいことをお知りになりたい方は、書店に行かれましたら【世界のコインカタログ】などの題名で書籍が置いてあると思いますので、一冊お持ちになるのもいいのではないでしょうか。

今日は、『外国のコインについて』書いてみました。